高性能時計 『戦う』から『守る』
高級時計が高性能を誇る時代はこれからも続くと思います。
高性能は
・精度
・持続時間
・防水性
・耐磁性 などです。
ただ、それを買った人の使い方としてはその性能にリスペクトを感じながらも、その高性能をフル活用しない方向に向かうはずです。
ここで、フルに使うというのは
・真夏を含めて毎日使う
・メンテナンスもしていないのに海で泳ぐ
・腕に着けたままゴルフバンバン
これらはなぜかと言うと、特に最近の“高級時計”の立派で物々しいビジュアル、そしてステンレスを使うことにより未だに残るリューズやボタンなどの腐食の問題。そして上昇し続ける新品定価と中古相場。これらを考えると、性能をフルに活躍させて劣化させるのはもったいなさ過ぎます。また、現代では、時計は必ずしも必要なものではないというのも価値観の変化に影響しています。時間は携帯電話などでも知ることができます。また、時間を知るだけなら時計は5000円もだせば買え、御釣りがきます。
だから高級時計の価値は昔と変わったのです
皆さんもご自分の高級時計を大事になさっていると思います。ただ、夏の使用頻度については無頓着である方が多いようです。それほど遠くない会社の行き帰りならそれほどでもないかもしれませんが日中も腕に着けてかなり汗をかくような環境では、時計はかなり傷みます。(この件については他の記事にたくさん書いてあります)防水性がどうのという問題ではありません。 高額な外装部品が傷むということです。