サンダーバードはスポーツモデルには採用されないドレッシーな回転ベゼルを搭載しており、基本デザインはデイトジャストですが、従来の雰囲気とは全く異なる存在感を放ちます。久しぶりのメンテナンスでお預かりしました。
アンティークウォッチの
オーバーホール
古い時計を現代に蘇らせる
アンティークウォッチの修理・ オーバーホール
掲載の料金は基本料金となります。部品交換が必要な場合は別途部品代がかかります。
かなり高額な部品もございますため、まず正式見積もりをご依頼ください。
モデル | 備考 | 価格 |
---|---|---|
アンティークロレックス |
クロノグラフ以外 (ストップウォッチ機能なし) | ¥30,000- (税込 ¥33,000-) |
デイトナ(手巻き) | ¥60,000- (税込 ¥66,000-) |
|
アンティークオメガ |
クロノグラフ以外 | ¥30,000- (税込 ¥33,000-) |
クロノグラフ(cal.321以前のもの) ※ スピードマスターのようなクロノグラフについては、「Cal.321以前のもの」をアンティーククロノグラフと呼んでいます。かなり古くみえる時計でも、「cal.861、1861」はアンティーク扱いにはなりません。 |
¥40,000- (税込 ¥44,000-) |
【オーバーホールに関する注意事項】
1980年代以前、ムーブメント変更前の時計をアンティークウォッチと規定しています
アンティークウォッチとはどれくらい古い時計のことをいうのでしょうか。アンティークウォッチとはいつの時計を指すのか、境界線ははっきりしていません。大まかに言うと1980年頃です。製造から40年経過したからアンティークということではありません。1980年頃にムーブメントを大きく変更したメーカーが多く、変更前のムーブメントを搭載している時計をアンティークウォッチと規定しています。
ロレックスの場合、プラスチック風防仕様のタイプのほとんどがアンティークロレックスになります。キャリバー(ムーブメントの機種)15系(1570、1575など)までがアンティークロレックスです。ただ、プラスチック風防仕様でもキャリバーが30系(3035、3000)の時計はアンティークロレックスには含まれません。製造された順番でいうとcal15系(1570 1575など)までがアンティークロレックスに当たります。ちなみに、ロレックスメンズのムーブメントは時代順にいうと「15系 → 30系 → 31系 → 32系」と変化していきます。
アンティークウォッチだから、コンディションが悪いというわけではありません。メンテナンス習慣によります。
確かにあまりメンテナンスをされていなかったためにコンディションの悪い時計も見られますが、「アンティークウォッチだからコンディションが悪い」というわけではありません。新旧問わずコンディションが悪い時計というのは、使用頻度が高いにもかかわず、メンテナンスを怠ったままにしているものがほとんどです。
やはり、“定期的なメンテナンス=オーバーホール”が時計の状態を保つ要となります。部品に優しい内部環境を取り戻すことが最優先事項です。
メンテナンス(=オーバーホール)をされているアンティークウォッチなら、部品に注してあるオイルやゴムパッキンの劣化を防いでいるため、多くの内部部品が劣化または破損している可能性が低いはずです。そのような場合、アンティークウォッチだとしても、コンディションは新しい時計と変わりません。メンテナンス時期になった時に、オイルの劣化があるだけでしょう。
カナルクラブのリピーターの方は、アンティークウォッチでもパーツが非常に良いコンディションを保っており次回以降のメンテナンス時にほとんど部品交換の必要がほとんどないケースが多くなっています。理想的なメンテナンスサイクルを保つことにより、使用習慣が改善されているためです。
部品があれば修理・メンテナンスは可能です。
部品さえあればオーバーホールは可能です。ロレックス・オメガについて言えばパーツは相当古いものでもまだ存在します。
ただし、修理可能と言っても新品購入時と同じにはならないケースも多くあります。製造時の年代から言ってそもそも現代の時計と同じ性能を持っていないことが多い、ということもご理解いただきたいと思います。
パーツ交換の代金次第です。
料金は「基本オーバーホール料金 + パーツ料金」になります。部品の破損があった場合、最終金額は大きく変わる可能性があります。
正式見積もりにより価格は決定します。基本オーバーホール料金は決まっているので、後はパーツ交換代がどれくらいかかるかによって金額は決まります。たくさんの条件が重なり、部品破損の状況は決まります。
お問い合わせをいただければ、事例を基にした平均的な金額をお伝えすることができます。正確な金額については、正式見積もりをご依頼いただいてからの回答となります。
カナルクラブでは純正部品を使用しています
カナルクラブの方針として、将来著名なオークションに出したときに価値が下がっていないこと、逆に価値が上っていることです。(相場を上げること自体は社会の価値感が上げていきます)
もちろんカナルクラブが推奨しているのは、ずっとその時計を持ち続けることですので、オークションに出品なさることをお薦めしているわけではありません。この基準はあくまでもメンテナンス時の価値観の目安としています。
アンティークウォッチがその社会的な価値観に見合ったものであり続けるにはメンテナンスもそれに則したものであることが必要です。そのためにはベルトなど一部の部品を除き、純正部品使用というのは譲れないところです。
ポリッシュ・再仕上げ可能です。お悩みの際はご相談ください。
時計の外見上の傷みというのは、ケース(時計本体)・ブレスレット・ガラスについて言えば「キズ」、文字盤、針については「変色、サビ、腐食」などのことを指します。
ケース・ブレスレットのキズについてはポリッシュ(外装研磨)でほぼ取り去ることができます。また文字盤・針は、交換あるいは再仕上によって元の状態にできるだけ復活させます。ポリッシュも再仕上もどちらも効果的で、良い感じに仕上がります。ご希望であれば、綺麗にさせていただきます。
しかし、アンティークウォッチの価値基準の一つに“販売された当時のオリジナルのまま”というのがあります。アンティークウォッチの価値を意識した場合、『交換・再仕上をして綺麗に気持ちよく使うのか?』あるいは『アンティークウォッチだけの価値観を意識しできるだけオリジナルで通すのか?』オーナー様によって判断が分かれるところです。お悩みでしたらぜひスタッフにご相談ください。
1年間保証いたします
正常なご使用下においての不具合のみで、落下や衝撃、水入りなどお客様の過失による動作不良と確認された場合は保証対象外となります。
3-4年に一度の定期的なメンテナンスが重要です
オーバーホール時に適切なパーツ交換がされます。オーバーホール以降は、ある程度の定期メンテナンスは必要になりますが、メンテナンスとメンテナンスの間の「正しい使用習慣 ※」を意識していただくと、“時計に優しい部品環境”を守ることが可能になり、非常にリーズナブルなメンテナンスが期待できます。
今後数十年の維持が、オーナー様にとって快適で楽なものになれば良いと、カナルクラブでは考えています。
※ 「正しい使用習慣」についてはオーバーホール後に解説動画をお送りしています。
アンティークウォッチには直して使い続ける価値があります
近年のアンティークウォッチの価格上昇により、所有されている時計に対する気持ちがより高まったということもあるかと思います。しかし、今後価格が下がったとしてもそれに比例して気持ちも下がるということはないと思います。(一時のブームではないので、実際は市場価格が下がるということは無いと思います。)
さらに言うと、アンティークウォッチこそ直して使い続ける価値があるとカナルクラブでは考えています。それは長い時間の経過によって、社会的にも、個人的にもすでに価値が熟成されているからです。もちろん今後も熟成は続きます。一方、新しい時計はまだ完全に熟成されていないので、これからどうなるかわからない面もわずかに残していますし、熟成するにも、一部の時計を除いて長い年月がかかります。
時計は特別
現代では末永く持ち続ける価値のあるモノはだんだん減ってきています。古いモノはより性能の良いもの、より利便性の高いモノ、より目新しいモノに、駆逐されていきます。今までもそうでしたし、これからもそうでしょう。その中で、時計は特別な存在であり、別の価値観の上にあります。
また、今後どれくらいの時計が残っていくか?というのも社会的価値(個人的な価値も含め)に影響していくはずです。つまり希少性です。だからこそカナルクラブではアンティークウォッチを守っていきたいと思います。
使用方法、頻度、定期メンテナンス次第です
メンテナンス=オーバーホール後は、「正しい使用習慣 ※」と定期メンテナンスで長期間ご使用が可能になるでしょう。
ただし、部品が入手不可能になった後でも、部品修正や、部品作成で対応ができる可能性があります。この“部品修正・作成”という分野についてはこれからさらに必要が増してくると考えています。また技術も必要性が増すにつれ、開発されていくはずです。
しかし、部品の破損が無いことが一番なので今回カナルクラブでのメンテナンス=オーバーホール終了後にお送りする動画をご覧頂き、部品に負担の無い使用習慣と定期メンテナンスを実践してください。
部品により修正や作成が、現時点ではできないものもあるので部品を守ることは重要です。(ちなみに1970年代、80年代の部品は純正部品が相当数残っています)
定期メンテナンスと正しい使用習慣により今後20年、30年、あるいはそれ以上ご使用いただくことが可能でしょう。
※ 「正しい使用習慣」についてはオーバーホール後に動画にてお伝えしております。
古い時計・最新式の時計どちらも特有の魅力があります
古い時計も最新式の時計もそれ特有の魅力があります。どちらが好みかは人によりますが、両方とも好きだという方も多いかと思います。
『古くて動いておらず、汚れも気にになる』となると、手放してしまいたくなる気持ちになるのも無理ないと思います。ただ、歩んできた歴史や思い出、形見で受け継いだ方は、そのレガシーなどプライスレスな価値も破棄し失うことになります。
諦めかけていた時計が修理によって蘇生するという体験をされると、より一層の愛着がわくようになると思います。
革ベルトを新品に交換したり色をかえることで、時計の印象も大きく変化します。また、同時に複数の時計を所有し楽しむのは高揚感もあり、長い目で見て時計の劣化を抑える効果もあるのでお奨めです。
40年の歴史と全体で月間600本の実績の中でロレックスの時計も数多く修理して参りました。一般のお客様からの依頼はもちろん、ブランド買収店や大手質店からご依頼を承っております。オーバーホール後、アンティークウォッチは半年間保証期間を設けています。
理想的なサイクルで定期的なオーバーホールを行っていただくために、基本料金を可能な限り抑えています。基本料金を下げることで、高価なパーツ代金をカバーして修理料金そのものを安心価格に。お客様のご負担を減らすカナルクラブならではの工夫です。
新型ウイルスの影響や遠方でご来店いただけないお客様のために、宅配にて修理を承ります。ご在宅でも安心してお受付可能、WEBフォームまたはお電話にてご依頼頂けます。無料梱包キットのご用意もございます。お気軽にお申し付けください。
長期メンテナンスをされていらっしゃらず、遅れがちでした。また、リューズのねじ込みが浅くなっていた為、防水性に不安を感じましたので、リューズとチューブを交換しました。1675は市場価格が年々上がっていますし、特にコチラノペプシカラーは人気があります。
計 ¥77,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- リューズ/チューブ/パッキン/ゼンマイ | ¥47,000- |
サンダーバードはスポーツモデルには採用されないドレッシーな回転ベゼルを搭載しており、基本デザインはデイトジャストですが、従来の雰囲気とは全く異なる存在感を放ちます。久しぶりのメンテナンスでお預かりしました。
計 ¥77,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- パッキン/風防/ゼンマイ/リューズ | ¥47,000- |
6年前にオーバーホールさせていただいたリピーター様からのご依頼のスピードマスタースプリットセコンドです。とてもご使用状況もよく、特に内部部品の交換はありませんでした。
計 ¥39,000-
- オーバーホール | ¥35,000- |
---|---|
- 交換部品(パッキン/ピン) | ¥4,000- |
デイトジャスト1601 1970年代の風防タイプです。この時代のロレックスの顔とも言える代表モデルです。ご家族で代々受け継いで今でも良好な状態で動いています。
計 ¥47,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- ゼンマイ、パッキン、調整 | ¥17,000- |
デカバラのチューダーです。古い時計でありますが、とてもアジがあるフェイスですね。
計 ¥62,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- リューズ、パッキン | ¥32,000- |
キャリバー321搭載のスピードマスターはコレクターの間で高い人気を誇ります。年代物の時計ではありますが、オーナーが大切にご使用されていらっしゃる様子が時計内部より伺えました。
計 ¥41,000-
- オーバーホール | ¥35,000- |
---|---|
- パッキン、調整 | ¥6,000- |
エクスプローラー5500 なるべく外装部品は当時のままを維持していただくことをお勧めしています
計 ¥100,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- 交換部品(パッキン、風防、ローター芯、ゼンマイ、巻上車) | ¥70,000- |
CAL1040のオールドに値するスピードマスターです。希少価値があるので、定期的なメンテナンスして長くご愛用いただきたいですね。
計 ¥76,000-
- 基本オーバーホール(オールド品) | ¥30,000- |
---|---|
- 交換部品)(ゼンマイ、パッキン、ガラス) | ¥46,000- |
時計が腕時計になる前は懐中時計を紐で腕に縛り使用していた時代もありました。古めかしくも丁度よいアジがでています
計 ¥35,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- 精度調整 | ¥5,000- |
ゼニスのオールド品です。ゼニスの現行モデルのイメージとは違った雰囲気が、懐かしくもいいものです。購入より40年近く経過しており、初めてのメンテンナンスです。
計 ¥60,000-
- オーバーホール | ¥40,000- |
---|---|
- 交換部品(ゼンマイ、香箱、2番車) | ¥20,000- |
風防の破損されてのご依頼です。オメガのオールドクラスになる手巻き時計です。鮮やかなブルーのベルト、文字盤がオールド品には一見見えませんが、とても印象に残るお時計です。
計 ¥68,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- 風防 | ¥8,000- |
- リューズ | ¥10,000- |
- 秒カナ | ¥4,000- |
- 2番車 | ¥6,000- |
- 丸穴車 | ¥6,000- |
- ツヅミ車 | ¥4,000- |
アンティークに属するREF6066 手巻きのロレックスです。定期的なお手入れをしていただき、長くご愛用していただければと思います。
計 ¥80,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- 内部パーツ、パッキン類交換 | ¥50,000- |
ユーザー様は譲り受けたものであるそうですが、クラスプピンが欠損し断裂した状態でのご依頼でした。なるべくリューズはそのままに使用いたいとのことでしたので、若干リューズの捻じ込みは浅いものの汗水に今後ご注意していただく旨をご了承いただいてのご修理です。
計 ¥45,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- クラスプピン別作 | ¥3,000- |
- パッキン ×2 | ¥5,000- |
- 調整 | ¥7,000- |
ここ数年、ロレックスのオールドモデルで特にスポーツ系は右肩上がりに市場価格が上がっております。特に不具合はないのですが、定期メンテンナンスとしてご依頼いただきました。
計 ¥48,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- パッキン | ¥3,000- |
- チューブパッキン | ¥2,000- |
- 他調整 | ¥4,000- |
- ゼンマイ | ¥9,000- |
譲り受けた時計だそうです。年代物ですから、それなりのアジがでています。
計 ¥53,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- 裏パッキン | ¥4,000- |
- リューズ | ¥15,000- |
- 他調整 | ¥3,000- |
今回はパッキンをはずしたところで割れてしまう程、パッキンが劣化していました。これでは、防水に対して非常にあまくなり、危険な状態です。OLD時計になると、部品の在庫も難しいものもでてきますが、可能な限り部品入荷を調べさせていただき修理実施のお手伝いをさせていただきます。
計 ¥77,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- 部品交換(風防/パッキン/リューズ/巻き芯/クラッチ車/巻上車下ホゾ板) | ¥44,000- |
オメガ ダイナミック オールド品
年数が経過した時計もきちんと定期メンテナンスをして頂くことで長くご愛用いただけます。
計 ¥63,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- 部品交換(リューズ/ローター芯/巻上車下座/巻上車) | ¥33,000- |
20年程メンテナンスをされていない風防タイプ・1601です。リューズのねじ込みは浅くなってきているのですが、ユーザー様了承のうえ、汗水に注意していただき、必要最低限の修理となりました。
計 ¥46,000-
- オーバーホール |
---|
- 部品交換(ゼンマイ/パッキン類) |
ゼンマイ切れによる止まり
計 ¥39,000-
- オーバーホール | ¥30,000- |
---|---|
- パーツ交換(パッキン/ゼンマイ) | ¥9,000- |
4桁の1972年製のレディース DATEです。やはりそれなりにブレスレットにくたびれ感はあるものの時計内部はとてもきれいな状態です。風防にはカケがあったので交換させていただきました。
写真は今回交換した部品です。(カナルクラブでは特別な事情がない限り、交換した部品は全てユーザー様にお返ししております<(_ _)>)パッキンは劣化してはずした時に切れてしまっています。弾力性も失いただの薄い紙のようになっていました。これでは、防水がある時計といっても意味のないものに変わっていますね。
オールド品の時計も数多く修理させていただいております。メーカー修理を断られた方や他社で高額なお見積りで修理をあきらめた方はぜひカナルクラブにご相談を!
計 ¥48,000-
- オーバーホール |
---|
- 内部交換(ゼンマイ/パッキン/風防/調整) |
保証期間は、修理完了日より1年間となります。交換した部品以外が原因の不良の場合は部品料金が別途かかる場合がございます。
※アンティークモデルの場合は半年間の保証となります
当社でオーバーホールした時計は、永年無料で磁気抜きをさせていただきます。お気軽に店頭までお持ちください。
※店頭お持込のみ、日曜除く
我々は、アンティークウォッチこそ直す価値があると考えています。
それは時間によって社会的にも個人的にも価値が熟成されているからです。
時計は特別な存在です。
現代では末永く持ち続ける価値のあるモノはだんだん減ってきています。その中で時計は特別なアイテムです。
今後、社会の中でどれくらいその時計が残っていくか?というもの社会的価値、個人的価値に影響します。つまり希少性です。
だからこそ我々はアンティークウォッチを守っていきたいと思います。