ブレゲ トゥールビヨン225周年|時計史に残る発明の物語

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高級時計の世界で、しばしば”最高峰の機構”として語られる”トゥールビヨン”。名前は聞いたことがあっても、いったい何がすごいのかまではよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。

実はこのトゥールビヨン、2026年でちょうど発明から225周年を迎えます。考案したのは、”時計師の中の時計師”と称される名匠アブラアン-ルイ・ブレゲでした。

この記事では、トゥールビヨンとは何なのか、そしてブレゲがこの機構に込めた挑戦の物語を、やさしく紐解いていきます。

トゥールビヨンとは何か、ブレゲは何に挑んだのか

■ 重力による精度の乱れを補正する機構

機械式時計は、”テンプ”と呼ばれる部品が規則正しく振動することで時を刻みます。ところがこのテンプは重力の影響を受けており、時計を立てて置くか寝かせて置くかといった姿勢の違いによって、進み方にわずかな誤差が生じてしまいます。

とりわけ、ポケットの中で立てた姿勢が続く懐中時計では、この誤差が精度の課題でした。トゥールビヨンは、テンプまわりの脱進機構を小さな回転するカゴに収め、常にゆっくり回し続けることで、各姿勢の誤差を平均化して打ち消し合わせる——そんな発想の機構です。

■ 1801年、ブレゲが取得した歴史的特許

ブレゲがこの機構の特許を取得したのは、1801年6月26日のことでした。トゥールビヨンとはフランス語で”渦巻き”を意味し、カゴが回転する様子を表しています。

ごく小さな部品を回転させ続けるトゥールビヨンは、製作に極めて高い技術を要します。それゆえ現代では、実用性以上に”時計師の技術の到達点”を示す象徴として、高級時計の花形であり続けています。

現代に受け継がれる、225年の技術

回転するカゴの美しさは、多くの時計ファンを魅了してきました。ブレゲの名を受け継ぐ現在のメゾン・ブレゲは2026年、トゥールビヨン発明225周年を記念し、「クラシック トゥールビヨン 7357」をはじめとする特別な新作コレクションを発表しています。

200年以上前に生まれた発想が、今なお進化を続けている——トゥールビヨンは、時計づくりが”技術”であると同時に”ロマン”でもあることを教えてくれる存在といえるでしょう。

まとめ

この記事では、トゥールビヨンとは何なのか、そしてブレゲがこの機構に込めた挑戦の物語を解説しました。

・トゥールビヨンは、重力による姿勢差の誤差を補正するために生まれた機構
・考案したのは名匠ブレゲで、特許取得は1801年。2026年で発明225周年
・極小の部品を回転させ続ける高難度ゆえ、現代では技術の象徴として愛される
・ブレゲの名を継ぐ現在のメゾンも、225周年記念の特別な新作を発表している

そして、トゥールビヨンを生み出したブレゲに限らず、この機構は現代の名だたるブランドへと受け継がれています。カナルクラブが扱うブランドの中にも、フランクミュラーやブルガリ、ゼニスのように、トゥールビヨン搭載モデルを展開するメゾンがあります。

トゥールビヨンをはじめとする複雑機構は、繊細な部品が精緻に組み合わさっているぶん、性能と美しさを長く保つには定期的なメンテナンスが欠かせません。御徒町に創業50年のカナルクラブでは、複雑機構を含む高級機械式時計の点検・オーバーホールを承っています。お手持ちの一本で気になる点があれば、お気軽にご相談ください。

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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。

カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。

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