オメガのコーアクシャルの時代へ
オメガ機械式時計はこれから全機種コーアクシャルになっていくそうです。コーアクシャルムーブメントは通常の機械式時計に比べ、摩耗が少なく壊れにくいという画期的なムーブメントです。どうしてなんだろう・・・って。
コーアクシャルのテンプヒゲゼンマイSi-14というのはシリコン(珪素=ケイ素 元素記号Si 原子番号14)でできているのですが、と言っても普通シリコンと言うと白いビニールみたいな材質なのかと思ってしまいます。しかしコーアクシャルのテンプヒゲは黒色です。
*矢印先の黒い輪がテンプヒゲゼンマイです。
どうも普通にシリコンといっているものは本当はシリコーンというらしいです。豊胸手術に使うシリコンも、本当はシリコーンなんでしょう、きっと。新タイプのロレックスリューズの内側についたリューズパッキンも白いシリコーンということになりそうです。ちょっと紛らわしいですね。
また、クォーツ時計のクォーツというのは水晶のことですが、水晶も分子式はSiO2ということなのでケイ素が含まれています。新宿(紀伊国屋の1Fの化石ショップで水晶をウィンドに飾ってあるのですがそこに成分も書いてあり、成分がSiO2と書いてあったので間違いないはずです)全く原理が違うはずのクォーツ時計とオメガコーアクシャルの不思議な縁を感じます。(?)時計業界を激変させる発明はケイ素が絡んでいるのかもしれません