
ROLEX COSMOGRAPH DAYTONA
このブログをご覧の方はもちろんこの時計の価値をご存じでしょう。最近メンテナンスを依頼されたロレックス コスモグラフ デイトナの“ポールニューマン文字盤”です。
カナルクラブの価格表にはオールドデイトナ=手巻きタイプは修理をお受けしておりません、と書いていますが、お客様が店頭にお持ちになったこの時計は外見的に問題がなさそうだったので、お預かりしてみました。あまりご使用になっていらっしゃらなかったという言葉通り、歯車やボタンなどの部品に問題が無く、定期メンテナンス的な処置で良いコンディションを取り戻しました。
なぜロレックスオールドデイトナを基本的にはお受けしていないかというと、やはり部品が入手できないからです。30年以上前に部品の製造は中止されているはずです。
しかし、このような時計は永遠に存在させたいですね?
そこで近々カナルクラブではこのような時計(オールドデイトナほど高価ではないオールドウォッチに関しても)その価値を失わないように適切なオーバーホールが行えるような企画が必要になると考えています。それはカナルクラブのブログ“未来から見た高級時計”に書いた、イギリスのヴィカレッジという会社が古いジャガーEタイプに対して何を行ったか?がヒントになるでしょう。
“たとえ動かない時計でも捨てない、売らない”
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