懐中時計と言えば、なんともアンティークな雰囲気を一目で感じますが、そもそも時計のスタートはこの懐中時計からです。

懐中時計が実用的に使用されたのは17世紀からと言われていますが、私のイメージだと鉄道員の方が使う時計というイメージがあります。鉄道員が使うということは時間に正確であることが絶対条件でありますが、もし、時間の誤差が大きいと鉄道事故があちこちで起きてしまうからね。(実際、使用当初は事故が多かったそうですが)

懐中時計の誕生によって人々の生活が時間で仕切られるようになったのもそういったことからでしょう。

後に軍事用を主とした目的から腕時計へと移り変わっていきました。

今では懐中時計を日常使用している方はあまりいらっしゃらないと思いますが、形見や整理していたらひょっこりと出てきて「ちゃんと動いてくれたら嬉しいな」っておっしゃり我々に預けていかれます。

勿論、そのお手伝いをするつもりで修理に取り組みますが、どうしても部品の入手ができないもの等もあります(-_-;)ごめんなさい・・・・。

先日は一部部品を別作して対応させていただく事もあります。

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