人々と社会の変化に寄り添ってきた時計、ロレックス

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1905年。ドイツ生まれの26歳の青年、ハンス・ウィルスドルフが、ロンドンで小さな時計会社を立ち上げました。
これがロレックスの始まりです。

当時、腕時計はまだ信頼されていませんでした。
「精度が出ない」「すぐ狂う」というのが一般的な認識で、懐中時計の方がずっと格上とされていた時代です。

ウィルスドルフはそこに挑みました。
腕時計でも、懐中時計に負けない精度が出せる。
それを証明することが、彼の最初の目標でした。

■ 防水という革命

1926年。ロレックスは「オイスター」を発表します。
世界初の防水腕時計です。今年はちょうど100周年ともなる記念になる年になります。

当時の時計は水に弱く、雨や汗で内部が傷むことも珍しくありませんでした。
オイスターはケースを密閉することで、その問題を解決しました。
そしてウィルスドルフは、この防水性能を証明するために大胆な方法を選びます。
イギリス人女性水泳選手、メルセデス・グライツがドーバー海峡を横断する際、オイスターを手首に巻いてもらったのです。
1926年10月、約15時間の遠泳を終えた彼女の手首で、ロレックスは正確に動き続けていました。
性能を語るのではなく、証明する。
ロレックスというブランドの姿勢は、この時からすでに始まっていた気がします。

■ 探検家たちと共に

1953年。二つの歴史的な出来事が、ロレックスの名前と共に記録されています。

一つは、エベレスト初登頂。
エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイが世界最高峰に立ったとき、その手首にはロレックスのエクスプローラーがありました。
極寒、低酸素、強風。人間が経験しうる最も過酷な環境のひとつで、時計は動き続けました。

もう一つは、深海への挑戦。
スイスの深海潜水艇トリエステが、水深3000メートルを超える海底にロレックスのディープシーを取り付けて潜航。
帰還後も、時計は正確に動いていました。

地球の最高点と最深部。その両方にロレックスが関わったのが、1953年という年です。

■ モータースポーツとデイトナの誕生

1963年。ロレックスはコスモグラフ・デイトナを発表します。
モータースポーツのために設計されたクロノグラフです。

「デイトナ」という名前は、アメリカ・フロリダのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイに由来します。
速さを競う世界と、精度を極める時計。その組み合わせは自然なものでした。

1988年には俳優ポール・ニューマンが愛用していたデイトナ(妻から贈られたRef.6239)が、後に競売にかけられ、当時の時計オークション史上最高額を記録します。
約20億円と驚異的な価格で落札されました。
時計としての価値が、文化的なアイコンとしての価値と重なった瞬間でした。

■ 「間違いのない選択」として

探検家、アスリート、レーサー、映画俳優。ロレックスはさまざまな時代の「挑戦する人々」と共にありました。
そしてその積み重ねが、今日のロレックスのイメージを作っています。

カナルクラブは御徒町で50年以上、高級時計の修理を専門に行っています。
ロレックスのように長く受け継がれてきた時計は、定期的なメンテナンスによって、その価値と性能を保ちやすくなります。
大切な時計をこれからも安心して使い続けるためには、状態に合わせた点検やオーバーホールが重要です。

動作の遅れや進み、防水性の不安、長くメンテナンスしていない時計など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
時計の状態を丁寧に確認し、必要な修理やお手入れをご案内いたします。

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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。

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