高級時計といえば「ロレックス」や「オメガ」が真っ先に思い浮かぶ方は多いでしょう。
しかし世界には、それらと肩を並べる評価を得てきた名門ブランドがまだまだ存在します。
本記事ではその中から、IWC・フランクミュラー・ゼニスの3社を厳選。
歴史や技術、デザイン、そして資産性の観点まで、「長く付き合える一本」を選ぶための要点を整理します。
知名度にとらわれず、修理・オーバーホール体制まで見据えた選択のヒントにしてください。

精密工学とエレガンスを兼ね備えるIWC
■ 品格を重視したデザイン
IWC(アイ・ダブリュー・シー)は、実直なものづくりで“機能美”を体現してきたブランドです。
視認性の高いダイヤル、装飾を抑えた端正なケース、手に取った際の剛性感。どれもが日常使いに寄り添いながら、スーツの袖口で確かな存在感を放ちます。
■ 長く付き合える堅牢な設計
IWCのムーブメントは堅牢かつ整備性に優れ、定期的なオーバーホールによって性能を維持しやすいのも特長です。流行に左右されないデザインは資産価値の下支えとなり、「買い替える」のではなく「相棒として育てる」楽しみを与えてくれます。
独創的デザインと遊び心あふれるフランクミュラー
■ 一目で分かる個性
1992年創業と比較的若いブランドながら、独創的なデザインと複雑機構で一躍世界的評価を得たのがフランクミュラーです。代表作「トノウ カーベックス」や、大胆なアラビア数字のインデックスは、ひと目でフランクミュラーとわかる強烈な個性を放ちます。
■ 技術力とファッション性の両立
「コンプリケーションの巨匠」と呼ばれるように、永久カレンダーやトゥールビヨンなど高度な機構を数多く開発。ファッション性と技術力の両輪でブランド価値を高めています。日常での実用性よりも「自分を表現する一本」を求める方にふさわしい選択肢です。
精度への執念が生む技術力のゼニス
■ エル・プリメロという金字塔
ゼニスは高精度クロノグラフの代名詞的存在。1969年に誕生した「エル・プリメロ」は、毎時36,000振動というハイビートを実現し、今なおクロノグラフの金字塔とされています。
■ 実用性と整備性を兼備
時間の読み取りやすさや着用感の良さなど、日常に寄り添った設計も魅力です。技術的裏付けがあるブランドは整備方針も明確で、オーバーホールを重ねれば長寿命を期待できます。結果としてコンディション良好な個体は市場でも高い評価を得やすく、その「技術の説得力」が資産価値を支えているのです。
カナルクラブでは幅広いブランドのメンテナンスに対応しています
知名度だけでなく、歴史・整備性・デザイン哲学に目を向けることが、後悔のない時計選びにつながります。大切な一本は定期的なオーバーホールで性能と価値を守りましょう。
カナルクラブは御徒町で50年、高級時計の修理を専門に行ってきました。IWCやフランクミュラー、ゼニスを含む幅広いブランドに対応し、純正部品を用いた確かなオーバーホールで大切な時計を長くお使いいただけます。時計の修理・整備のご相談は、ぜひカナルクラブへお任せください。
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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。
カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。
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