ミネラルガラス
プラスチック製が主流だった時代の後にはミネラルガラスが使用されるようになりました。ミネラルガラスは硬度でいうとプラスチックより上なのでキズはつきにくくなります。
ミネラルガラスとはケイ酸、ホウ酸、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等を主な成分とし、これらを溶かして非結晶状態で固めたものになります。無機ガラスという言い方もします。値段も比較的安価なガラスです。
当時は、相当ありがたいものだったでしょう。
この当時のオメガのクロノグラフは独特の味わいがあります。未来的というか、先進性があるというか・・・。その突出したデザイン性は、ミネラルガラスの効果とも言えます。このモデルはガラスがフラットですがプラスチック製では難しかったデザインだからです。このように、ミネラルガラスは加工しやすいという特徴も一つです。
しかし、ミネラルガラスもプラスチック風防ほどではありませんが、キズは付きます。小傷であれば、磨くことも可能ではあるのすが・・ミネラルガラスにはコーティングをかけてあるタイプのものもありますので、磨いたと同時にコーティング剤がはがれてしまいますので専門業者にお願いしましょう。
話がそれてしまったので本題に・・・時計の老化についてですが、やはりミネラルガラスでもぶつけたりしないように注意する。そして、どうしてもキズを付けたくないなら、アクシデントが起こる確率を下げるために使用頻度自体を低くするという身もフタもない結論になってしまいます。