
オーナーが守ることができる高額内装パーツ
時計の外装部品、リューズ、ボタンなどの守り方については何度も書きましたが、時計内部の高額部品も日常の生活の中でオーナーの方が守れるものがあります。オーナーの方が意識的に守ることができる高額部品です。それはローターという部品の中心部のローター芯です。
オートマチック時計のゼンマイを巻くために時計内でクルクル回っている部品があります。アレがローターで(写真上)、その中心部分がローター芯(写真下)です。ローター芯は細い棒なので、ショックに弱く、時計を腕に着けたままゴルフなどをなさると傷みます。また、時計を振ってゼンマイを巻くクセのある方に特に部品に注してある油が劣化した後、芯が摩耗してしまいます。
ローター芯の守り方
・ゼンマイを巻くときは時計を振ってではなく、リューズを回して巻く
・ゴルフやテニスの際には時計を外す(スポーツ時には外すってことです)
・もちろんぶつけたり、落下は厳禁
早速、オーナー様、意識してみて下さい。