
№1 時計を持ち続けるモチベーション
長年時計の修理業に携わっていると最近あの時計を見なくなったということがあります。つい最近ラドーのゴールデンホース(復刻版ではない、本当に古いタイプ1980年ころのもの?)のオーバーホール依頼があり、凄く懐かしく思いました。
しかし、以前は毎日のように見ていた時計はどこへ行ったのでしょう。多分、地球上から消えたのです。理由のひとつとして持ち主がその時計を所有し続けるモチベーションが無くなったからというのもあるでしょう。(捨てたんでしょうか?)
№2 使いたいけど使えない
そしてもう一つの理由として、もっと長く使いたいのに直せなくなった場合です。このケースでは欲しい人がたくさんいるのにちゃんと動く固体が少なくなっている。
例えばロレックス バブルバックロレックスがバブルバックの製造を中止する
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アフターサービス用の部品を製造中止する
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市場に残っている部品だけでメンテナンスし続ける
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市場に残っていた部品も少なくなる
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だんだんバブルバックはメンテナンスが出来なくなる
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バブルバックを見る事が少なくなる
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その時計を全く見なくなる(地球上から消える! ロレックスバブルバックはまだありますが)つまり、メンテナンス可能かどうかは部品が有るか、無いかにかかっています。
結論は、部品さえ全部揃えば永久にその時計を存在し続けることが可能ということになるのですが・・・。
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