古い腕時計をオーバーホールするには

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古い腕時計は直せない?


年代物の腕時計を受け継ぐこともあるのではないでしょうか。形見の腕時計は、代々受け継がれていくことも少なくありません。

しかし、古いと状態が悪くなっていることもあります。

針が止まっていたり、遅れが生じていたり、逆に早く進むなど正常に動かない場合はオーバーホールをすることで改善されるケースがあります。修理しても直らないほど状態が悪くなる前に依頼してみてはいかがでしょうか。

その際に、依頼先の選定には注意しなければなりません。

なぜなら、どこでも対応できるというわけではないからです。古い腕時計でもオーバーホールをしてくれる業者は決まってきます。メーカーでは保証期間を設けており、期間が切れると対応してくれなかったり、以前に修理をして部品が純正ではない場合は断られることがあるのです。

特に古い国産の腕時計は、必要な部品の製造が終わっており、修理できないモデルが増えてきているため要注意です。メーカーが対応できなければ修理してもらえないというイメージがありますが、メーカー以外の業者は直してくれるケースが多いため、一度、預けてみてください。

古い腕時計を直す際に知っておきたいこと


古い腕時計では、リューズと呼ばれるパーツを代替部品で対応するケースが多いです。

何年もメンテナンスをしていない場合、中に組み込まれているパーツが錆びたり腐食したりしている可能性があります。純正の部品を取り寄せて対応できることもありますが、製造が中止になっていれば代替部品で対応するしかありません。デザインが異なる場合もありますが動きには問題なく、裏蓋を開けなければ違いはわからないため、気になることはないでしょう。

海外製など独自で取り寄せるときには、届くまでに時間がかかるため気をつけてください。長ければ数ヶ月かかるケースもあります。身につけたい日が決まっている時には、早い段階で依頼することが大切です。

また、通常、リューズは裏蓋にはパッキンという防水性能を維持するためのゴムが取り付けられていますが、リューズにパッキンが入っているものは代替品でもあまりありません。ない場合は、防水性能の保証がつかずに対応することになります。

このように、年代物をオーバーホールするときは修理の仕方が異なるため、理解した上で依頼するようにしましょう。

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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。

カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。

ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。