ロレックスのオーバーホールが高額になる理由
ロレックスは比較的後発の腕時計ブランドでありながら、現在では知らない人はいないほどの地位を得ているスイス最高峰のブランドです。ロレックスのオーバーホールが高額なのは、「技術の希少性」と「交換部品の費用」が関係しています。
時計修理は、とても高度な技術を要する仕事です。最低でも10年以上の修行が必要とされており、日本国内の熟練の技術者は限られています。純正部品のみを使用しているので、細かな部品からムーブメントまでしっかりオーバーホールするには、非常に優れた技術が必要です。
また、交換する部品は純正部品の物を使っているので、故障の際、部品交換のみでも高額な費用がかかってしまいます。歯車やバネ、ベルトなど内装・外装ともにパーツが高額で、部品の取替えだけで万単位の金額がかかります。金やプラチナなど、高い素材が使われている製品の場合、時計自体の価格が高額なので、その分オーバーホール費用も高額になる可能性があります。
定期的なオーバーホールで高額な修理代を防ぐ
ロレックスの機械式時計はぜんまいを動力として動く“機械”です。そのため、使用しているうちに摩耗等による部品の劣化は必然的に起こってしまいます。トラブルを未然に防ぐために、定期的なオーバーホールをお勧めします。
オーバーホールで定期的にメンテナンスをしていれば、大きな故障を起こすことなく長期間ロレックスを使用することが可能です。定期的なメンテナンスが後の大きな故障や高額な修理代を防ぐことができます。
オーバーホールの頻度は、不具合が起きていなくても「3~4年に1度」は依頼することをお勧めします。一見問題がないように見えても、時計内部に水分が浸入しサビが発生したり、油ぎれにより部品の摩耗が進んでしまったりと、部品のダメージへとつながっていきます。部品が破損してしまった場合、メンテナンス代は高額になる可能性が高いです。
普段から大切に扱っているロレックスでも、オーバーホールを定期的にしなければ、使えば使うほど劣化していってしまい、劣化を完全に防ぐことはできません。部品劣化が起こる前にオーバーホールを行うことで、修理料金も最小限に抑えることが可能になります。
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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。
カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。
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