今まで何回も話たり書いたりしてきたことですが、初めて読む方もいらっしゃるかもしれないので、やはりリューズ・ボタンから書きます。

 

リューズ・ボタンに起こる避けられない化学変化

ほとんどのリューズ・ボタンにはパッキンがテッペンの裏側にしかありません。ということは水、汗が下から上部に向かって侵入してきます。上部にはゴムパッキンがあるので水分・汗は時計内には侵入しません。しかし、汗などに含まれる脂分はリューズ・ボタンの内側に付着します。だんだん脂分の付着が多くなってくると、最終的にリューズ・ボタンの内側が空気に触れない環境ができあがります。ステンレスは空気に触れていない環境が苦手です。

        

そして腐食が始まる!

この腐食は非常にゆっくりですが、非常に長い期間放っておくとどんどん腐食が進みます。その間にもさらに脂分は追加されなおさら腐食が加速します。(しかし腐食の速度は非常にゆっくりです)そしてリューズ・ボタンの内側のダメージにより交換が必要となります。

高級時計はリューズ・ボタンを交換するかどうかでメンテナンス料金は全く違ってきます。円安も続き、部品価格はここ数年で恐ろしく値上が続いております。

 

ではどうすれば良いのか?

だからカナルクラブではそのステンレスの唯一の弱点について店頭では毎日話しています。(ご依頼いただいた方には修理後に動画もお送りしています)

対処方法は汗をかかないことは到底無理なので時計をその状態で放っておかないことです。

 

 

 

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