ブレスレットの駒と駒の間の隙間が大きくなる(この時点では外観の問題だけなので、まだまだ使用できます。その時点では交換の必要はありません。)
しかしそのうちブレスレットのあちこちが、外れたり、クラスプ(ブレスレット留め金)が閉まらなくなったりします。
ステンレス部品の劣化の第一の原因は放っておく“ことです。つまり定期メンテナンス時の洗浄が必要ですが、メンテナンス=オーバーホールは数年に一度です。しかしメンテナンスとメンテナンスの間にできることもあります。ブレスレットだけならオーナ―の方がご自分である程度洗浄できますね。ぬるま湯と普通の石鹸が良いでしょう。(中性洗剤などは避けてください)ただし、ブレスレットの部分だけです。時計本体はやはり布で拭くのが良いと思います。
防水時計でもゴムパッキンが劣化すると防水性は無くなりますし、またオーナーがそれに気づくこともありません。そして洗浄後、乾いたタオルなどをブレスレットにあてがい、ブレスレットを軽くたたきます。遊離した汚れなどを外に出すためです。これをしないとせっかく浮いた汚れがブレスレットの隙間に残り再び付着してしまいます。ぜひ、皆さんもお試しください。ブレスレットの汚れのすごさに改めて驚きますよ。