常に進化するポルシェ
最新のポルシェが最高のポルシェという言葉があります。何を基準に評価をするかというとおそらく一般的に人が求める要素を進化させていくのでしょう。誰が言ったかは知りませんが、最高の誉め言葉ですね。
時計はどうでしょう?
一方時計はどうでしょうか。“最新のロレックスが最高のロレックス”という感じが有ります。昔のネジ込み式の裏ブタやネジ込み式リューズの採用はもちろんですが、最近でも、これ以上どう進化させるのか?と思えますが、それでも進化します。例えばこれは結構前からですが、ロレックスはテンプの構造が一般のものと違い緩急針という機能が付いていません。ショックによる緩急針の乱れも無いということになります。
もっとも、テンプヒゲが絡むということはあるので,やはり落下やゴルフなど振動や衝撃は避けるべきですが。緩急針無し場合は時計内の空間がある程度広い必要があるようですがその点ロレックスは厚みがあるので大丈夫です。また、技術者によるとロレックスタイプは、緩急針タイプより製造にコストがかかりそうということです。でも高級時計なので、コストのかかる設計をしても問題は無いのでしょう。その分本質を追求したのですね。こうやってみると、ロレックスは自分にできることを常に進化させているということですね。
後、最近の青いヒゲゼンマイというのもあります。これは耐磁性を高めるためだそうです。テンプヒゲに青い塗料を塗って、磁気を防ぐ・・・などというセコイことはしません。表面だけでなく、中の方まで青いです。だから金属製のピンセットを使ってヒゲの調整も可能です。
細かい部分の進化もある
リューズのゴムパッキンをシリコン(シリコーン)パッキンに変更これによりパッキンの寿命がとてつもなく長くなりました。後、金色リューズ内側にもメッキ。これにより金色リューズの内側の腐食は圧倒的に少なるなるはずです。リューズが破損すると修理代は大幅にアップするのでこれは本当に良かったです。できればSSリューズ(金色でない、ステンレス色のリューズ)の内側も何色でも良いのでメッキしていただければと思います)このように進化の意思は目立たない部分にまで及んでいます。凄いですね。日本流に言えば日々、見えないところでも「徳を積んでいる」という感じです。やはり古いモデルの市場価格が急上昇と言うところも含めて、ポルシェとロレックスは似ています。