高級時計の不調、どこまで自分で判断できるのか

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高級時計に違和感を覚えたとき、
「これは修理に出すべきなのか」「もう少し様子を見てもよいのか」と迷う方は多いはずです。
精密機械である機械式時計は、使い方や環境によって状態が変化します。
すべての不調がすぐに修理を要するわけではありませんが、
見極めを誤ると内部への負担を大きくしてしまうこともあります。
本記事では、自分で判断できる範囲と、専門家に任せるべきサインについて解説します。

自分で判断しやすい「様子見」可能なケース

■ 一時的な精度のズレ

数日間だけ時計が進んだり遅れたりする場合、
着用頻度や巻き上げ量の変化が原因であることも少なくありません。

・久しぶりに着け始めた

・着用時間が短かった

・自動巻きで十分に動いていない

このような状況であれば、数日様子を見る判断も現実的です。

■ パワーリザーブの短さを感じたとき

「思ったより早く止まる」と感じた場合も、
巻き上げ不足が原因であるケースがあります。

・手巻き機能があるモデルは、手巻きを行い、満巻にしてみる

・数日連続で着用してみる

これで改善するようであれば、内部トラブルではない可能性が高いといえるでしょう。

注意したい「自己判断が難しい」不調

■ 精度の乱れが継続する場合

数日経っても日差が大きい状態が続く場合は、
内部で摩耗や潤滑不良が起きている可能性があります。
この段階で使い続けると、
部品同士の摩擦が進み、修理範囲が広がることもあります。

■ 異音・操作感の変化

以下のような変化を感じた場合は注意が必要です。

・リューズ操作が重い、引っかかる

・振ったときに異音がする

・以前と巻き上げ感が違う

これらは外観からは判断しづらく、
専門的な点検が必要なサインといえます。

見た目が問題なくても安心できない理由

■ 内部の劣化は外から見えない

高級時計の多くは、内部のムーブメントが非常に繊細です。
潤滑油の劣化や微細な摩耗は、外観や短時間の使用では気づきにくい特徴があります。
「動いているから問題ない」と思われがちですが、内部のムーブメントでは目に見えない部分で変化が進んでいる場合もあります。

■ 自己判断が招くリスク

不調を感じながら使い続けることで、

・部品交換が必要になる

・修理費用が高くなる

・時計の寿命が縮まる

といった結果につながることもあります。

迷ったときの判断基準

■ 「違和感が続くかどうか」を目安にする

一時的な変化かどうかを見極めるためには、

・数日間使っても改善しない

・同じ症状が繰り返し起こる

こうした状態が続くかどうかが、相談の目安になります。

■ 「使い続けること」に不安があるなら相談を

時計は、無理に使い続ける必要はありません。
少しでも不安を感じた時点で、専門店に状態を確認してもらうことが、結果的に負担を減らします。

カナルクラブは御徒町で50年以上、高級時計の修理を専門に行っています。

今回は、高級時計の不調をどこまで自分で判断できるのかについて解説しました。

・一時的な精度変化は様子見も可能

・異音や操作感の変化は自己判断が難しい

・違和感が続く場合は専門家に相談する

高級時計を長く楽しむためには、「無理をさせない判断」が何よりも重要です。カナルクラブは、御徒町で50年にわたり高級時計専門の修理を行ってきました。
状態確認やご相談だけでも、時計の現状を丁寧に見極めます。判断に迷ったときこそ、信頼できる相談先を持っておくことが、大切な時計を守る第一歩になるでしょう。

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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。

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