腕時計のカレンダー機能が故障したときはオーバーホールで改善しよう

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突然動かなくなった時は


カレンダー機能を搭載した腕時計をお使いの方も多いかと思います。

日付だけのもあれば、曜日もわかるタイプがあり、便利で重宝している人が少なくありません。しかし、このカレンダー機能が故障することがあります。例えば、曜日や日付が変わらなくなってしまったり、針さえも全く動かなくなってしまったりなどです。よく日付などを腕時計で確認している人は、すぐに不具合に気がつくでしょう。このような不具合は珍しいものではなく、オーバーホールをすると直る可能性があります。カレンダー機能は腕時計内部に日回し車など歯車が使われており、これらが何らかの理由で破損すると動かなくなってしまいます。大切に使っていても長く使用しているとパーツは磨耗して傷んでくるものです。そのため、オーバーホールで油をさして動きをスムーズにさせますが、油切れが起きると全く動かなくなる場合があります。

使い方にも気をつけよう


油切れだけでなく、ゴミが溜まって歯車が動きにくくなっていることがあります。

その場合は分解して部品を洗浄し、ゴミを取り除いた後に油をさしていきます。落としたり、ぶつけたりなど強い衝撃を与えていないのに動かなくなった時は、ゴミや油切れが原因の可能性が高く、オーバーホールで改善されるケースが多いです。壊れてから修理に出す人も多いですが、定期的にメンテナンスをして洗浄、注油をするのが理想です。また、使い方にも注意が必要です。何度もカレンダーを手動で操作したり、禁止時間帯に操作する、無理やり変更するなど歯車が破損しやすく、変形しやすくなります。禁止時間帯は製品によって異なる場合もありますが、基本的には21時から翌午前の4時の間だとされています。知らなかったという人もいるかもしれませんが、このような無理な操作はしないようにしてください。使い方に気をつけた上で定期的にメンテナンスに出していれば、長く使い続けることができるでしょう。

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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。

カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。

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