腕時計のオーバーホールに期待できること

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不具合が出たときは

腕時計のオーバーホールという言葉は、修理の場合とメンテナンスの場合にはその意味合いが少し異なります。
その意味の違いをおおざっぱに定義すると、

〇メンテナンスの場合
時計のパーツを破損から守るために必要。

〇修理の場合
時計の破損しているパーツを交換するために必要。

といった具合です。
つまり定期的にオーバーホールするのがメンテナンス、そのメンテナンス時期がまだ来ていないのに出た不具合に対処するのが修理ということになります

高級時計は、長年ノーメンテナンスですと修理金額が高額になることが多々ありますが、これではオーナーの方の時計を維持していくモチベーションが下がってしまいます。
つまり、良いタイミングのメンテナンスはオーナーの方のモチベーションのメンテナンスでもあるのです。
そのため、周期を決めて依頼するのが好ましいですが、知らずに不具合が出てから依頼される方も多いようです。

オーバーホールに期待できること

また、高級時計のメンテナンス(=オーバーホール)の意味は、
不具合を直すということだけでなく、目で見ることはできませんが、時計の寿命を延ばすという意味もあります。

オーバーホールで目指すのは
〇時計の乱れた精度を正常に戻す
〇部品破損の原因である油の劣化やサビを改善
〇劣化、または破損した部品の交換
〇防水性など、全体的コンディションの復活
〇ステンレス時計の場合、リューズ・ボタンの内側や、ブレスレットの細部に再び酸化被膜を作る
などです。

さらにカナルクラブで力を入れているのは修理完了後の腕時計の扱い方の改善です。
ありきたりなものでない、正しい使用習慣や情報をお伝え(口頭、または動画入りメール)していくことも我々の義務だと考えています。
これがあって初めて、理想的なメンテナンス体制と言えると考えているからです。

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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。

カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。

ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。