腕時計のオーバーホールに必要な道具とは

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どのような工具が必要?


腕時計にとって大切なオーバーホールは、実際にその作業を見る機会は少ないでしょう。素人で簡単に行える作業でもないため、基本的には知識と技術のある職人さんに依頼することになります。

状態を説明して腕時計を預けた後は、手元に戻ってくるまで何が行われているのか、どのような道具を使っているのかわからないものです。大切な腕時計を人に預けることになるため、最低限の知識を身につけておくと不安が軽減されるのではないでしょうか。

はじめに、腕時計の裏蓋を取り外してパーツを分解し、一つずつ洗浄していきます。裏蓋を開ける時に使うものは、ドライバーやピンセット、ラジオペンチなどの一般的な工具を使う場合もありますが、裏蓋を傷つけてしまう恐れがあるため腕時計の裏蓋を開閉する専用機器を使うのが基本です。

部品には古いオイルが付着しているため、しっかりと綺麗にしなければなりません。洗浄する際は、ベンジンという道具を使って洗います。洗った後は、しっかりと乾燥させることが大切です。

道具が入手できても自力では行ってはいけない


一つ一つの部品はとても小さく、鼻息で吹き飛んでしまうほど繊細なものが多く組み込まれています。そのため、肉眼だけに頼りながら作業するのはとても大変です。

視認性を良くするために、ルーペやムーブメントの固定具、パーツの紛失が起きないようにトレイなども使うことが多いです。このような様々な道具はネットでも購入することはできます。一見、道具が揃っていれば自力でオーバーホールができそうに思えますが、素人は行わない方がいいです。

なぜなら、内部の構造がしっかりとわかっていないことが原因で、ミスをして壊れてしまうことがあるからです。

シンプルで簡単そうな作業が多いようなイメージを持っている人もいるでしょう。
しかし、100を超える細かい部品を取り扱うため、長時間集中しなければミスをします。職人でも多くの労力と時間をかけて丁寧に行います。また、パーツを直接手で触ると錆びたり汚れて精度に影響を与える可能性もあるため、必ずピンセットを使ったり手袋をはめなければなりません。気を遣う作業が多いため、オーバーホールは職人にお願いしましょう。

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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。

カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。

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