機械式腕時計のオーバーホールの流れについて

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長く使い続けていくために必要なメンテナンス

オーバーホールという言葉は知っていても、どのような作業かをご存知の方は少ないでしょう。
そこで、オーバーホールの流れを大まかですがお伝えします。流れを知ると、オーバーホールの大切さもわかりいただけるのではないでしょうか。

手順を知ろう

はじめに、外装を確認していきます。
針や竜頭、ケース、ブレス、ガラスなどの状態を外観からチェックし、問題がなければ専門工具を使って裏にある蓋を開けます。
ある超薄型の高級時計はガラスと針の距離が1000分の8ミリという話を聞いたことがあります。つまりガラスと針が完全に平行でないと触れてしまうということです。
このような場合は特に、まず外装に問題がないかをチェックします。

その後裏ブタを開けたら、ムーブメントを取り出し、部品のチェックをしながらパーツを外していきます。
ここまでの過程で修理や調整が必要な箇所、原因、交換が必要なパーツの特定をすることが可能です。
ここで超音波洗浄機による洗浄をすることになりますが、内部の部品用と外装部品用の洗浄機はまったく異なります。

外装部品用の超音波洗浄機は比較的単純なつくりですがパワーがあります。
一方で、歯車などの内装部品用の場合、その作りはかなり複雑です。
まず、繊細な部品を洗浄するのでパワーは控えめですが、部品を2度洗いして最後に濯ぎをするため3つのビーカーがあります。
ここまでは全自動です。

超音波自動洗浄器で落ちなかった汚れは手洗いをし落とすことになります。
また特殊機能の部品については、超音波洗浄機での洗浄が厳禁とされているものもあります。
このような判断は何度も実験すれば解明するかもしれませんが、一番必要なのはスイスメーカーからの情報です。

その後、綺麗になったらいくつかの過程で部品の動作をチェックしつつ、注油をしながら組み上げていきます。
ムーブメントが組みあがったら精度を計測しケーシングをします。ケーシングとは、針や文字盤を取り付けてケースに入れる作業です。

最後に、正確に時刻が刻まれるかを測るための実測テストを数日間かけて行い、必要であれば調整を繰り返して完成となります。

このような流れが一般的です。

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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。

カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。

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