ロレックスの防水性能を長持ちさせる方法

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防水性能の区分を理解して正しいご使用方法を。

濡れたロレックスの写真
暑い日々が続き、水場に訪れる機会も多い時期ではないでしょうか。大切な腕時計を水の浸入で故障させないよう、正しい知識を身に付けて、日常的に正しく使用する事を心がけましょう。

時計のムーブメントは「埃・湿気・水分」から守るために、時計の使用目的別に耐水性の規格と防水仕様の区分が分けられています。

【日常生活用防水】(1種防水時計)
・雨や手洗いの際の水しぶきに耐えうる程度の使用

【日常生活強化5気圧防水】(2種防水時計)
・水仕事(炊事・洗濯)に耐えうる程度の使用

【日常生活強化10気圧防水】(2種防水時計)
・ヨット・ボート等のマリンスポーツ、釣りなど船上作業。プール等での軽い水中使用

【日常生活強化20気圧防水】(2種防水時計)
・競泳、素潜り・シュノーケリング等の浅い水中での使用

【空気潜水用200m防水】(1種潜水時計)
・スキューバダイビングなど空気潜水での使用

【飽和潜水用300m防水】(2種潜水時計)
・飽和潜水での使用

オイスター、パーペチュアルコレクションのすべてのモデルは、少なくとも水深100mまでの防水性能を備え、チェリーニモデルは50mまでの防水性能を備えています。オイスターウォッチの中には1,220m、あるいは3,900mまでの並外れた防水性能を備えるモデルもあります。これ程、優秀な防水性を持つロレックスですが、しっかりとケアをしないと防水性を保持し続けることは難しいです。防水性を保持し続けるためには、定期的にオーバーホールを行う必要があります。

防水性を保持させるために、定期的なオーバーホールを


防水性が無くなってしまう大きな原因は、ゴムパッキンの劣化や変形です。ゴムパッキンの劣化は、外面だけではなかなか気づきにくいものです。気づかないうちにゴムパッキンが劣化や変形をし、本来の防水性が無い状態で水入りしてしまうと故障の原因になってしまいます。

ゴムパッキンの劣化は4年ほど、油の劣化は3年〜4年で起こるので、3年〜4年に1度オーバーホールを依頼する事をお勧めします。

腕時計が水に濡れてしまった際には、しっかりと水気を取るなどのお手入れをしていただくことも重要です。万が一、水が時計の中に入ってしまった場合は速やかに修理のご依頼をしていただくことをお勧めします。

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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。

カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。

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