オーバーホールの依頼を断られる5つの理由

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腕時計の修理やオーバーホールは、メーカーや修理業者で受け付けてもらえます。なかには、メーカーにオーバーホールを依頼したところ断られてしまい、修理業者に依頼し直した経験がある方もいるかもしれません。

今回は、メーカーでオーバーホールの依頼が断られてしまう理由を5つご紹介します。

ロンジン 17 JEWELS SWISS 30L

メーカーがオーバーホールの依頼を断る理由

メーカーで部品を用意できない
交換したい部品が在庫切れだと、メーカーでは修理を断られる場合があります。一般市場においても、新しいモデルや生産終了モデルの部品は、流通量が少ないためです。しかし、独自の仕入れルートを持つ修理業者であれば、対応してもらえる可能性が高くなります。メーカーからオーバーホールを断られた際に、部品の仕入れができないと言われたら、時計の修理工房カナルクラブへご相談ください。

依頼者が部品交換を拒否した
正規店によるオーバーホールは、機能性の修復を目的とします。味のある外観や希少な部品で成り立つアンティークウォッチについても、例外ではありません。部品が劣化しているとメーカーに判断されてしまえば、新しい部品へ交換されてしまいますし、古い部品は返却されないのが一般的です。部品交換を拒否することも可能ではありますが、オーバーホールの依頼を断られる場合があります。

改造品
非純正部品が1つ以上使われている腕時計は、改造品の扱いになります。改造品だと判断された腕時計はメーカーから返却され、修理を受け付けてもらえません。メーカー以外の修理業者へ依頼する必要がありますが、改造品のオーバーホールは受け付けない修理業者も存在します。

コピー商品
中古品を購入したのち、本物と偽物の判断をするためにメーカーへオーバーホールを依頼される方もいるでしょう。メーカーは、本物と判断した腕時計はオーバーホールしますが、偽物のオーバーホールは受け付けていません。メーカーにオーバーホールを依頼して受理されなかった場合、手持ちの腕時計が偽物と判断された可能性があります。

正規店以外で購入された腕時計
メーカーによっては、海外での購入品や並行輸入品のオーバーホールを受け付けていません。正規店以外で購入された腕時計は、正規品より修理代金が高く設定されていたり、正規保証の対象外になったりするケースもあります。お持ちの腕時計が海外での購入品や並行輸入品である場合は、修理業者へ依頼されるのがお勧めです。

機械式腕時計のオーバーホールはカナルクラブへお任せください

オメガ スピードマスター

カナルクラブでは、メーカーでオーバーホールを断られた腕時計のご依頼を受けるケースもあります。改造品やコピー商品を除き、ほとんどの腕時計は修理が可能です。ご依頼を断られてお悩みの際は、当店にご相談ください。

カナルクラブは、御徒町で50年以上、高級時計専門で修理を行ってまいりました。経験豊富で腕のいい技術者が、責任を持ってお客様の時計をオーバーホールいたします。機械式腕時計の定期メンテナンスやオーバーホールは、年間7000件の修理実績を誇るカナルクラブにお任せください。高度な技術を適正価格でご提供いたします。

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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。

カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。

ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。