なぜ時刻が合わなくなるのか?
腕時計の時刻に誤差が生じることがあります。
大切に使っていてもいずれ不具合が出てくるものですが、なぜ時刻に誤差が生じるのか原因がわからない人も多くいるでしょう。
腕時計は、おしゃれ感覚でも身につけることができますが、時間を知るためのアイテムです。
そのため、針が正常に動いていなければ本来の役割を果たしていないことになります。
時間が少しでもずれていればスケジュールが狂ってしまうことや、電車に乗り遅れるなど生活に支障をきたすため、針に出やすい不具合の原因について知っておくことが大切です。
原因の一つは、油切れです。
腕時計は定期的にメンテナンスが必要ですが、放置してしまっている人もいるのではないでしょうか。
使っていなくても針は動き続け、内部のパーツが劣化していきます。
パーツが正常に動くようにオイルを注していますが、時間と共に乾いてしまい、変質して油切れが発生することで、針が動かなくなってしまうのです。
オーバーホールで注油をすると改善します。
状態が悪くなる前に依頼しよう
腕時計の誤差が生じるのは、落としたりぶつけたりなど衝撃が原因になることも少なくありません。
精密機械であるため、衝撃を与えると内部の部品が破損します。
見た目は問題なくてもパーツが壊れている可能性があるため、オーバーホールで異常のある部品を交換しなければなりません。
磁器による影響も受けやすいです。
パソコンやテレビ、電子レンジ、スマホなどの家電製品は強い磁器を発するものがあります。
磁器は目に見えませんが、知らないうちに腕時計が影響を受けて針が狂ってしまうことも多いです。
専用器具を使って磁器抜きをすると改善されますが、普段から保管場所などには気をつけなければなりません。
このように、誤差が生じる原因があります。
元に戻らないほど状態が悪くなる前にメンテナンスを依頼してみてはいかがでしょうか。
オーバーホールは知識と技術のある職人しかできないため、依頼先の選定には気をつけてください。
中には自分で分解して修理しようとする人もいますが、悪化すると修復が不可能な状態になります。
後悔することがないように、初めから信頼できる職人に預けることが大切です。
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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。
カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。
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