腕時計にオーバーホールが必要な理由
腕時計のコンディションは使用年数に比例し、悪くなっていきます。
例えば、
・油切れによって部品の動きが悪くなり、時間が遅れる。
・ゴムパッキンの劣化によるサビの発生により、時間が遅れる。
・パソコン、携帯電話、テレビなどからの磁気を受けることで時間が進む。
・落下、スポーツなどのショックで時間が進む。
など、時計は様々な要因から影響を受け、遅れたり進んだりしてしまいます。
遅れる原因と進む原因の両方が起こり時間を正確に刻むということも良くありますが、時計の状態として良いものではありません。
そういった状態を避け、腕時計の寿命を延ばすためには定期的なオーバーホールが欠かせません。
大切な腕時計を良いコンディションで使用し続けるためにも、3年~5年に1度はオーバーホールをおすすめします。
オーバーホールにかかる費用が高い理由
オーバーホールには高い技術力が必要です。
オーバーホールとは、腕時計の中にある細かく小さな備品の洗浄や調整を行った後、それを組み立てる作業。
時計技術者の養成には10年かかると言われるほどの大変精緻な作業で、手間も時間もかかるため、場合によってはそれなりの金額になってしまいます。
しかし、部品の破損、特に高額部品の破損が無ければオーバーホールの金額は非常に安く抑えることができます。
そのためには、
・一度時計を良い状態に戻す
・使用習慣を正しいものにする
を行い、一度「理想的なメンテナンスサイクル」に乗ることが必要です。
「理想的なメンテナンスサイクル」を実現しない限り、一番大切な“オーナーが時計を維持するモチベーション”が萎えてしまうでしょう。
「時計に対する愛着や想いは、同じ時間をともに刻むことによって深まっていきます。ただしあまり負担無く」
ということです。
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こちらのコラムでは主に初めてオーバーホールする方に向けてぜひ知っておいていただきたいことを書いています。
カナルクラブではオーバーホールの大切さを知っていただき、大切な腕時計の価値を長持ちさせていただきたいと思っております。
ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。