ロレックスとポルシェⅡ

前回、“ロレックスとポルシェ”というタイトルで最新の“ポルシェが最良のポルシェ”と言われていますが、ロレックスも同じように“最新のロレックスが最良のロレックス”であるという内容のブログをアップしました。

ロレックスが常に追求している“最良”とは何でしょう?昔から時計をより良いものにしようと研究と試作をかさねてきたわけですが,どのようなポイントについて改善しようとしたのか?

・時間の精度

・持続時間

・防水性

・ユーザビリティ

・耐磁性

などが中心です。

前回書きましたが、その他、細かい改善はたくさんしています。これらは全て昔から時計に求めてきたポイントです。これらは最初から人々が時計に求めてきた課題と同じです。

 

 

車に求められることは

それでは、クルマに求められる要素はなんでしょうか?

・運転のしやすさ

・安全性

・燃費

・居住性

・ボディの剛性

・スポーツカーならスピード、動力性能、スポーティーな雰囲気、強烈なブレーキ

・デザインなどなど

・走行時のコンピュータ制御

・静寂性

そのあたりに狙いを定めて開発しているでしょう。そういう特徴をどんどん磨いていくというのが、ポルシェやロレックスの方針であるはずです。当然です、機械屋なのですから・・・・つまりそれらの点では最新ではないモデルは、最新モデル未満の性能と言えるのでしょう。だから新作が一番良いモデルと言えるのです。しかし、これらは全て“機能”についての課題です。

性能についてです。既に高性能のモノならそれ以外の価値の方が重要ではないでしょうか?

 

オールドロレックス オールドポルシェ

ではなぜオールドウォッチに魅力を感じるのか?機能・性能では新作に比べて劣っているはずです。付加価値がついた値段に対するリスペクトだけなのか?という疑問が現れてきます。

例えば昔の空冷ポルシェでいうと、もの凄い音、しかも音質も独特で、あまりきれいな音とは思えません。また運転も普通の車と違い、かなり難しそうです。乗り方を分かっている人だけが乗るクルマ、逆に運転してみたいと気になる方も多いでしょう。こういう空冷ポルシェの特徴は、値段(凄い値上がりですが)以外のオールドタイプである空冷ポルシェの魅力です。欠点が魅力になっています。

一方,ロレックスもオールドタイプ独自の魅力があります。時計なので特に操作が愉しいということはありません。新作ロレックスに比べオールドロレックスは外観もオールドファッションと言えます。またキズも多かったりします。そして常に追い求めている性能についても、新作ロレックスの方がポイントは高いです。しかし、新作のそのポイントもいづれ次の新作に抜かれていきます。しかし、オールドウォッチというのは、ファッション的に言うと身につけた時に、良い雰囲気を放つものです。いろいろな服に順応する力はオールドの方が上かもしれません。長い年月の間にまろやかさがでてきたのでしょうか。

 

 

良いものは朽ちない

 

開発者が時計作りに込めたエネルギーには古いも新しいもありません。そのエネルギーは時計が古くなっても抜けていかないのが本気で作った高級時計といえるでしょう。もちろんロレックスはそういうブランドの一つです。そのエネルギーと、それを感じることができたオーナー。(そしてメンテナンスを任された修理業者も)それらが合わさって、長期間維持されてきたということになります。それを実際に自分で確かめられるのがオールドタイプのロレックスということです。だからいつまでも維持していきたいと思うオーナーが多いのです。

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