文字盤、針の変色などが気になる

 

最近はオールドウォッチのメンテナンス依頼が増えていますが,なかには文字盤・針の変色が起こっていることがあります。原因は、ゴムパッキンの劣化の後、時計内に水分が入りまず内部の部品にサビを発生させますが、更にその後,表から見える部分、つまり文字盤・針などの変色・腐食に繋がります。そういう時計はかなり古い時計であることが多いのですが、文字盤・針を新品に交換することが時計の価値を下げてしまう可能性があります。たとえ純正部品を使った場合でもあり得ます。そういうときはカナルクラブでは、そのままで良いのでは?ということをお話しする場合があります。

文字盤・針を交換しない方が良い理由

理由は、古い時計ですと、

①入手できても純正部品ではあるもののデザインが変わってしまうことが多い(つまりメーカーの仕様変更があったというこです)

②文字盤・針だけ新品になると、違和感を感じてしまうことがある

などなど。

高級時計の場合、①は時計の価値に関してマイナスに働くことがあります。

新しい時計でも?

 

新しい時計、またはそれほど古くない時計の場合、メーカーにもよりますが、全く同じものが入手できます。この場合は、変色・腐食が気になるなら、部品も仕様変更はまだされていないので交換も良いと思います。価値に関係ありません(むしろ綺麗になった分、価値は上がると言えます)つまりケースバイケースですね。これらの判断は全て、時計の価値を下げないこととできれば綺麗に使いたいという考えのせめぎ合いと言えますね。

それは修理受付け時や、正式見積もり連絡のタイミングでお伝えする場合があります。その時には一応参考として聞いてみてください。

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