いざ、出動!
15年ほど前、高速道路で凄いオープンカーに乗っている老夫婦を見かけた。2人とも昔のゼロ戦パイロットのような出立ちです。フライトキャップとか、トラッパーハットとかいうらしいですが、それを被り、ゴーグルをかけている。それにしてもその車がとにかく巨大です。2ドアで、2人乗り、それでいて巨大。このクルマの製造意図はどんなものだったのでしょうか?後にも先にもこんなクルマは見たことがありません。
Googleで巨大クーペとかのキーワードで画像検索してみると,たぶんダイムラー・・・という類のものだと思います。もう巨大さ以外ははっきり覚えていません。今までロールスロイスの2ドアオープンカーは,何度か見たことがありますが,それより数段大きかった感じです。見たときの印象が強烈で実際以上に大きく感じた可能性は否定できません。小さいバスくらいの印象が有りました。それでいて2人乗り。
大丈夫ですか? 滅多に運転してないでしょ
そういうクルマなので日常使いは愚か,年にほんの数回しか車庫から出さないと思います。それもあってドライバー = 旦那さん(おじいちゃん)はそれこそ爆撃機の出撃並みの興奮と決意を感じていたと思います。(もしかすると年齢からいって、本当に飛行機に乗って戦争していた可能性もあります)
時計の興奮は緩やか・しんみり
しかし、ここまでいくとクルマ趣味にも資格がいりますね。財力(money)、熱意 (enthusiasm)勇気(courage) etc.
それに対して、時計の楽しみはもっと緩やかです。大きさも、金額も(一部例外はありますが)、事故の危険も無し、維持費もだいぶ時計の方が安いです。お金が余って困っているなら、何本も買えば良いだけの話です。 また、少し大げさかもしれませんが、時計は永久に稼働させられる可能性も将来的には感じられます。
というわけでカナルクラブのお客様の皆さんは、時計好きで良かったですね。(もっとも男性は時計もクルマも好きという二刀流も多いですけど・・・)