ロレックスクロノグラフが … 円?
30年ほど前、時計コレクターの方にロレックスのワンプッシュクロノグラフを見せていただいたことがあります。相当昔の話なので記憶が曖昧ですが、本体の直径はかなり小さめ世界に1個しかないとも聞いたような・・・。(試作品?)また、売れば金額は億だろうということも。その時計の画像を見つける為に、Youtubeで調べてみると、“ロレックス ワンプッシュクロノグラフASTRUA Wネーム 1930年代製”という動画が公開されていましたが、これは見せてもらったワンプッシュとは全く別のタイプでした。
またロレックスワンプッシュクロノを画像検索すると結構いろいろな種類があります。主に文字盤の違いだと思いますが、ある程度の数量は製造されたのでしょう。しかし、“あのワンプッシュクロノ”は見つけられませんでした。あくまで、自分の記憶頼りで探したからかもしれません。
ロレックスワンプッシュクロノグラフ・・・一体、いくらか?
時計販売店が提供する画像の中に販売価格が書いてあるものがありました。¥198,000-
いくらなんでも安すぎる思いませんか?いつごろ投稿されたのかわかりませんが、大昔と言うことは無いと思います。それにしてもこの金額は何でしょう?
ここで気づくのは、ある時計が値上がりする条件・ある一定数以上の数が生産されたモデルであること(ロレックスワンプッシュクロノもそれなりに量産されたはずですが、それでも現代のサブマリーナやスピードマスターに比べれば圧倒的に少ないはずです)
・時計の金額が上がる社会的なタイミングに乗ったかどうか?(クロノグラフが注目されたとき、ロレックスではみんなデイトナに目が行ってしまいました。)
・そもそも存在すら知られていない時計は価格上昇に取り残されることがある。
我々はどういう時計を守っていくか?
多くの人にとって、世界で1つしか作られなかった時計は存在しないも同然です。そういう時計は、一般市場とは別のところで取引きされているようです。やはり、以前はたくさん存在したのに今は少なくなっている。あるいは現存する数に比べ、欲しいと思う人の数が急に増えた。やはりこれが一般市場での値上がりのポイントです。カナルクラブの守りたいのはその部分です。(カナルクラブに依頼されるほとんどの時計はそのカテゴリーに入ります)今ご自分がお持ちの時計の熟成に期待しましょう。