オーバーホールの際には部品の破損のチェックをします。使えると判断されれば交換はしませんし、使えないという判断なら交換になります。交換する部品が多いほど、また高額部品の破損がある時、オーバーホールにかかる費用は当然高くなります。そして部品交換の基準はまだ使えるかどうか?です。
大雑把に言ってオーバーホール時の部品交換の判断には
1全く問題なく使える
2 問題無く使える
3 交換が必要
の3つのパターンです。
今度は部品がダメージを受ける理由ですが、これも大雑把に言うと
・オイル劣化後の使用により部品が摩耗などのダメージを負う
・ゴムパッキンの劣化の後の水分の侵入により部品にサビが発生する
・間違った使用方法によるダメージ・破損
となります。
これらを防ぐのは定期メンテナンスと正しい使用方法です。カナルクラブではオーバーホール後に、高額部品を破損させない方法のメール(動画2個入り)をお送りしています。参考にしていただいて、無理なく時計のダメージを(特に高額部品の)防いでください。