シーマシンクロン ポケットウォッチ。最近,自宅で見つけた時計です(^^♪

キズもほとんどなく、ほとんど未使用に近い雰囲気。手巻き時計なので手で巻くとちゃんと動きます。時間はまあまあ正確です。見つけてから数日に一回ゼンマイを巻いていました。

 

この時計はおそらく30年くらいは動かしていなかったでしょう。もちろんオーバーホールもしていなかったはずなので、オイルはとっくの前に劣化しています。もともと非防水時計ですからサビも発生しているでしょう。ただオイルの劣化があっても時計を動かさなければ部品の摩耗は無いはずです。案外これからもずっと動き続けるかもしれないと思っていました。

 

 オーバーホールするとどうなるか?

ところが、見つけてから3週間ほど経った頃、数時間で止まるようになってしまいました(悲)手で巻けば動くことは動きます。この時計をオーバーホールしてみるか?

シーマシンクロンの部品は数十年前から一般市場にはありません。もし部品が破損していたら、普通のオーバーホールということです。もっと価値の高い時計に行うことが多い“部品修正、部品製作”を駆使すればたぶん直るでしょう。 かなり高額修理になってしまうのでしょうが・・・・。ポケットウォッチだけに、修理は躊躇してしまいます。

同じカテゴリの記事

パネライ ラジオミールの謎

リューズ強度の謎 以前パネライルミノールマリーナの リューズが壊れない ...

カナルクラブから

READ

道具としての時計から、ものとしての時計へ 

高級時計が映す「文化の成熟」 時計は、もともと「時間を知るための道具」 ...

カナルクラブから

READ

値段?感情? どっちが本当の価値?

市場とあなたのあいだのズレ ここ数年、高級時計の価格は(安定しているも ...

カナルクラブから

READ

CATEGORY

SEARCH

ARCHIVES

MESSAGE

当ブログでは皆さんに時計に関してのあらゆるお話ができたらと思いますので宜しくお願いします!

施工事例や時計に関するよもやま話などホームページ内ではお伝えしきれなかった内容も書かせていただきますのでぜひご覧下さい。

高級時計修理工房
カナルクラブ