これさえ心がけていればメンテナンス=オーバーホール

細かいことや常識的なことは、ここでは省略します。
次の2つだけを守ってください。

A☆3年に一度のメンテナンス=オーバーホール

B☆ネジ込み式リューズのネジ山を傷めないように注意


カナルクラブがお奨めするのは、この2つだけです。
このポイントを抑えておけば、リーズナブルにオーバーホールできる可能性が格段に増します。

次に書くのがその理由です。

長い間オーバーホールをしないとせっかくの時計が台無し(ボロボロ)になります。
(ここで言う"ボロボロ"はメンテナンス料金が予想を大きく上回ってしまうことを指します)
その理由は2つ

 

≪その1≫
時計は機械なので、メンテナンス=オーバーホールをすることを前提として作られています。
「ちゃんと動いているからオーバーホールの必要は無い」というのは完全な間違いです。

≪その2≫
時間合わせをするときに、リューズ部分のパッキンはオフになっており、防水性もオフになっています。
その時に時計内部に侵入する空気には水分が含まれています。
つまり、時計内部に水分が全く浸入しないということは完全防水時計でもあり得ないのです。
その水分は(たとえ微量でも)必ず長い年月をかけてですが、内部のパーツを酸化(サビ)させます。

『 完全防水時計だし、水に浸けてもいないのでサビるはずが無い 』
このように思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし上に書いたように、そうではないのです。
もう一度言わせていただくと、その水分によるサビの進行を防ぐために、メンテナンス=オーバーホールは絶対に必要なものです。
また、ゼンマイがいきなり切れてオーバーホールをした場合など、
意外に全体のダメージが少なく安く済んでしまうというのは、
このサビ(あと磨耗もですが)が少なかったことによるものです。(むしろラッキーかもしれませんね)

『 しかしきちんとメンテナンスさえすれば・・・ 』
もちろんゆっくりとではありますが、サビは確実に進行していきます。
ただ、サビの進行が少ないときは、オーバーホール時の洗浄だけでサビは無くなります。
つまり新品と同じ状態に戻すことができたわけです。
この程度のサビの場合、サビによる部品の交換はありません。
オーバーホールというのは、こういう時期に行うのがベストです。
最終的なオーバーホール料金は
【オーバーホール価格 + 部品交換が必要な場合、その部品料金】となります。
つまり修理金額に差がでるのは、部品にかかる金額の違いだけです。
部品の破損が多ければ高い料金がかかり、少なければ安く済むということです。
オーバーホール料金の違いはそこからしか生じません。
部品の破損が無ければ、オーバーホールとパッキン料金だけで済むということになります。

 

意外なようですが、ロレックスやオメガシーマスターのような完全防水時計こそ水に気をつけるべきです。

"ネジ込み式リューズを傷めないための操作"とはどういうことでしょうか。
ねじ込み開始時点とねじ込み終了時点で気をつけることが1つずつあります。

<ねじ込み開始>
ねじ込む際に引っかかる感触があった場合には、少しもとに戻してから、再びねじ込んでください。
無理にねじ込むと強い力が正常でない方向にかかってしまうので、ネジ山破損の直接的な原因になります。
これはねじ込む際に時計に対してリューズが水平に回っていないことが原因です。

<ねじ込み終了>
ネジ式リューズは力いっぱい締めなくても、防水が効くようにできています。
逆に強く締め過ぎることもネジ山破損の原因になります。
(これが一番多いのではないかと思います)

とにかく、リューズ自体は頑丈にできているのに、破損している場合が多すぎるようです。
非防水や日常防水の時計なら日ごろから水に気をつけなくてはいけない ということは皆様ご存知のでしょう。
同じように完全防水時計は、水に浸けても大丈夫ということもご存知のはずです。
しかし、今まで効いていたリューズの防水が効かなくなったとき、
それに気づくことは不可能で、外見からは判断できません。
そこで、今までどおり水を気にしないで使うので多量の水が入ってしまう、ということになります。
非防水や日常防水の時計なら気を付けているから逆にこのようなことにならないのに・・・ ということです。

『 多量の水が時計内に入ったときのダメージは部品磨耗の比ではない 』
油切れによる部品の磨耗は、部品の一部分が磨耗するだけです。
しかし水分によるサビは部品の全体そしてムーブメント全体に広がり(ケースの内側にも) もっと危険です。
特に文字盤や針がサビたり変色し交換するとなると、金額が非常に高くなります。
(文字盤や針は一部入手できないものもあります)

また、依頼される時計を見ていると、リューズ交換を要す場合(特に完全防水の時計ほど)
内部のパーツ交換も多くなる傾向が顕著にあらわれています。(当然ですね?)

そこで、カナルクラブは時計にとって水を最も危険なものと考えることをお奨めいたします。
(特に完全防水時計にとって) そして、その水分によるサビから完全に逃れる方法はありません。
ですから、定期的なメンテナンス=オーバーホールが当然必要になります。

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